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私の祖父は現在、私の自宅から徒歩5分ほどのところにある施設にいます。
その前にも別の施設でお世話になっていたので、最後に会ったのは2009年の お正月ですね。2008年ごろから祖父の様子がおかしいとは聞いていました。 私の従妹の結婚式に出席した時、角砂糖をかじっていた、とか。 祖母の知らない間にガスの元栓を開けていたり、エアコンつけてたり。 でも2008年の秋、私の結婚式に来てくれた時はそんなことを感じさせないくらいで、 最後に会った時も普通に私の名を呼んでくれたりとかしてたし。 それでも夕方、誰にも告げずに出掛けてしまったので父や叔父が探しに行ったのを見て やっぱりそうなんだ・・・と。 祖父は元漁師で今までは毎日海へ出ていたので、様子が変わったのは引退した頃からだと 思います。毎日家にいるようになってから・・・ですね。 それで祖母1人で面倒を見るのは無理だってことで施設のお世話になり始めました。 今の施設にいて会いに行くのは祖母、私の両親、叔父だけ。 毎週行ってる母のことですら名前が出ないらしいので、混乱させるだけだから 私は会いに行かなくてもいいと母に言われていました。 父には「近所に住んでいるんだから、時々会いに行ってあげて」と言われましたが(-_-;) でも大好きなおじいちゃんが自分のことが分からなくなったのを目の当たりにするのは 怖くて会いに行っていませんでした。 昨日、私の実家近くのカラオケに旦那と行くことになっていて、旦那が夜勤明けで まだ帰らなくて退屈だったので実家で待つことに。配達中の父に「帰る前に拾って」と 連絡して。父に「おじいちゃんのところにおばあちゃんを送るから、 そのあたりまで出ておいで」と返事がありました。この時点で予感はしていました・・・ 案の定、父と合流したら「お前も来るか」と。祖母がいる手前、「私はいいよ」と 言えませんでした。部屋に行ったら祖父の姿はなく。どうやら食堂がある 上の階へすでに上がったらしく。ホッとしたのもつかの間、 父に「おばあちゃんと一緒に行っておいで」と。 正直「え・・・」と思いましたよ。まだ父も一緒なら良かったけど、 車で待ってるって言うし。仕方なく祖母と食堂へ。ついに祖父と久しぶりに会いました。 だけど・・・身体は小さくなり、顔も手も真っ白。鼻くそと目やにがいっぱい。 一点を見つめたまま目も動かさず。祖母が私が来たことを伝えると名前を 呼んでくれたのですが、両親いわく「今日誰か来た?って聞いても分からないだろう」と。 私にとっては昔から「厳しいおばあちゃん、優しいおじいちゃん」と言ったイメージで 祖父に叱られたことはありません。今もそのイメージは変わらないので、 やっぱり・・・ショックでした。 それでも昔の祖父を感じたのは後ろ姿です。たくさんいたおじいちゃんの中で 祖父の後ろ姿はすぐに分かりました。 「あ、おじいちゃんだ」って。もしかしたら会えるのは本当に最後かもしれません。 それでも私にとってはいつまでも優しいかっこいい海の男。自慢のじいちゃんです(o^―^o) スポンサーサイト
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